【募集記事】構築交換杯【ダブル大会】
こんにちは。初めましての方は初めまして。Ermes(@ermes_froslass)と申します。
この度、ダブルバトルのオンライン大会を開催することになりました。シングル勢の方も大歓迎ですので、興味のある方は奮ってご参加ください。
【日程】
・募集期間:この記事が公開された時点〜9/8(日)23:59まで
・QRレンタルチーム及び構築記事締め切り:〜9/15(日)まで
・構築交換:9/16(月)
・対戦期間:9/17(火)〜(参加人数によりますが、およそ1ヶ月程度を予定しています)
【ルール】
・ダブルバトル
・フラットルールを用いて対戦を行います(特別なポケモンは使用不可。レベル50以上のポケモンは自動的にレベル50になります)。
・過去作から連れてきたポケモンをそのまま使用することが可能です。ただし、ウルトラサンムーン産(アローラマーク付き)のポケモンでも再現可能な個体に限ります。(使えないポケモンの例:すてみタックルヌケニン、噴火ヒードラン、ちからづくランドロス、グロウパンチガルーラ)
☆参加者は一人につきひとつ、自作のQRレンタルチーム(以下:チーム)と簡単な構築記事を用意してもらいます(ポケモングローバルリンクへの登録が必要となります)。
☆用意されたチームは、参加者全員にランダムに割り振られます。
☆参加者は、割り振られたチームを使用して対戦を行ってください。誰がどのチームを使用するかは全て公開されます。また、対戦相手の構築を事前に調べることを許可します。
☆勝ち点は「勝ち:2、引き分け1、負け:0」に加え、「自分の用意した構築の勝ち:1」が存在します。ただし、「自分の用意した構築の勝ち」に関しては他の参加者と勝ち点が同じ場合の参考とし、それ以外の場合は考慮されません。
・通信エラーなどで対戦が中断された場合、原則として再試合(×再現)を行ってください。ただし、一方が明らかに有利な場合など、勝敗が明らかだと思われる場合は双方の合意の上で勝敗を決しても構いません。
【QRパーティ及び構築記事の提出方法】
☆PGLで登録したパーティのリンクと構築記事のリンクを、主催(@ermes_froslass)にリプライで送信してください。主催がいいねを押したら登録完了です。
※構築記事は技、特性、実数値を確認するためのものですので、最低限それを満たしていれば充分です。下記テンプレートもご利用ください。
※ブログなどがなく、構築記事のリンクが用意できない方はご連絡ください。当ブログにて代理投稿をします。
※QRパーティの使用上、「おんがえし」の威力は28、「やつあたり」の威力は74になります。ご注意ください。
☆追記☆
この大会のために必ずチームを作成する必要はありません。過去に作成したQRチームや構築記事でも問題なく参加できます。
【注意事項】
・基本的にどのような構築を組んでも構いませんが、運営が「明らかに使用者に勝たせるつもりがない構築である」と判断した場合は構築の組み直しを要求することがあります。
・誹謗中傷、悪口や揉め事などは禁止します。
・配信や動画投稿などは特に禁止致しません。ただし、対戦相手の承諾を得た上で行うようにしてください。
・なんらかの理由で大会を途中で辞退する場合には必ず〝対戦期間終了までに〟運営に連絡してください。
★上記事項を守らなかった場合、その時点で失格とし、今後の大会参加をお断りさせていただきます。
★参加者間のトラブル等における責任は一切負いかねます。
★ルール及び注意事項は、運営の判断により追加・変更が行われる場合があります。
【その他】
・対戦前から全ての情報が開示されるので、思う存分に構築について語り合ったり相談したりしていきましょう。
・QRレンタルチームを使うため、個体用意が面倒な方も一時的に誰かから借りることで構築を用意しやすくなっています。大会用Discordに交換用のチャンネルがあるので、そこをご利用ください。(そこ以外での貸し借りにおけるトラブルには一切対応しません)
・大会の形式を取っていますが、ポケモンバトルの本質は楽しむことにあります。勝ち負けにこだわりすぎず、目一杯楽しみましょう。
☆優勝賞品☆
ラブラブボール入り夢ユキワラシ♀(臆病)
めざめいしを持たせておきます。
【参加方法】
以下のGoogleフォームに必要事項を入力してください。
フォームへの入力後、大会用Discordへの参加で申請完了となります(対戦結果の報告や各種連絡などは主にDiscordを用いて行います)
【Ultra Series】パルキアソルガレオ
こんにちは。Ermesです。
気が向いたので記事を書きたいと思います。
「GSでゲンジャラブルル使いたい!!!」という感情に襲われたため雑にこんな構築を組みました。
なんかいまいち勝てないしブルルがどうにも選出できませんでしたが、滅びとジャラランガがめちゃつよだったので改善案を探すことにしました。カイオーガに安定しないことから、レックウザに変わるカイオーガに強そうなやつを探したところパルキアに辿り着きました。
いろいろ試してひとまずこんな形に。
簡潔に紹介します。実数値は下にQRがありますのでそれで。
○個別紹介
・パルキア
臆病CS。グラカイ、ランドロス、鋼などを見られるポケモン。Bが薄めなのでそこを改善すればより強くなるかもしれない。コケコのフェアリーZは受かります。
おっとりACS。A+1インファイトでガオガエン確定。思いのほか火力が出るが思いのほか柔らかくて難しい。しかしうまく積むことさえできれば勝てる一般枠ゼルネアス。このルールのレヒレは滅びのカモであることが多いのでこのポケモンで釣りましょう。
呑気HBd。A220ダブルダメ断崖のつるぎを威嚇なしで確定耐え。ゼルネアスのジオコンムンフォを耐えられた方が良さそうな気もします。
・ゲンガー
臆病HS。隙を見て身代わり滅びやってるだけで勝てる時があります。GSルールはアタッカーとサポーターが明確に分かれていることもあって通しやすい気がします。ゼルドーはカモ。
・カビゴン
勇敢hAB。テテフ、ルナアーラに対して安定できるポケモン。10万馬力は範囲のために採用したので他の技でも構いません。腹太鼓の警戒をさせられてそういう意味でも強いですね。
意地っ張りADS。ゼルネアス倒してほしい。トリックルームを採用していますが素早さラインはそこそこ高めに設定しています。
七世代のレートが終わってしまうとGSルールは当分公式ルールになりそうにないので、今のうちに遊んでおきましょう。こちらがQRパーティです。
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4335-AA12
ここまでお読みいただきありがとうございます。
【地方統一ダブル】使用構築たち【ホウエン】
こんにちは。Ermesです。
今回の記事は、葉庭斗音(@HaniwaPokemon)さん主催の大会「地方統一ダブル」で使用した構築の簡単なまとめとなります。ご興味のある方は軽い気持ちで読んでみてください。
○地方統一ダブルとは
ポケモンの世界には、USUM現在7つの地方が存在します。参加者は抽選でその中からひとつの地方を割り振られ、そこに出現する(正確には初出の)ポケモンの中から8種類のポケモンを選定します。いわゆるパートナーズ制ですね。そして対戦相手のパートナーズに合わせ、採用する6体とその型を決めて戦います。対戦ごとに型の変更は可能です。
出現ポケモンの括りとして、例えばポリゴンはカントー、ポリゴン2はジョウト、ポリゴンZはシンオウ扱いになります。また、アローラの姿はアローラ地方のポケモンとして扱われます。
○Ermesの8パートナーズ
自分はホウエン地方を引いたので、そこから選定。以下のようになりました。
ラティオス/ボーマンダ/メタグロス/サーナイト/ペリッパー/ラグラージ/ルンパッパ/コータス
(⌒,_ゝ⌒)←対戦相手がこの顔しそうな並びですね。
・選定理由
ホウエン地方はまず雨パが強く、さらにメガシンカの選択肢が他の地方と比べても桁違いに多いことが特徴です。しかし、クチートやバクーダのような「メガシンカを前提とした強さ」を持つポケモンはたった8種類の中に入れるには厳しいと感じました。そもそも使うポケモンが見えており、自由枠もないとなると、相手に押し付けられる選択肢が減り、こちら側の取れる戦術も限られてきます。特に先ほど上げた2体はメガシンカに加え、トリックルームも前提にする必要性があるため、採用を見送りました。
そして、メガシンカを前提としない強さのポケモンを選定するわけですが、当然合計種族値の高い方がいいということでボーマンダとメタグロスがすんなりと入ってきました。そして、アローラのジャラランガに対抗するためにサーナイト。雨ハッサムを晴れめざ炎で奇襲したいという気待ちだけでラティオス。手動だけでなく後投げめざ炎ができるようになるので、トリルメタも兼ねてコータス。地面枠、雨エースの両方を兼ねられるラグラージを採用し、雨を降らせるためのペリッパー、ラグラージ以外の雨エースとねこだましのためにルンパッパを採用しました。
○構築たち
・1戦目
vs Aki さん
パートナーズ
エンテイ/ヘルガー/ハガネール/ポリゴン2/カポエラー/クロバット/バンギラス/ランターン
Ermesのパーティ
ボーマンダが弱そう。
ポリゴン2があまりにも重く、また晴れヘルガーを通されると終わる。トリックルームもできればして欲しくない。これらのことを踏まえてメタを張りました。
・ルンパッパ
相手がトリックルームをして来なさそうな時はコオリZでクロバットを倒してもらう。
普通の雨エース。幸い一致技で範囲が足りる相手ではあったのでどくどくを仕込んでポリ2対策。
初手クロバヘルガーの日本晴れ+熱風などに対抗するために臆病スカーフ雨乞いを採用。
雨下でとにかく耐えて相手の弱点を突いて削ってもらう役。トリルに対してアームハンマーを打つと加速するのでそれも兼ねている。出す気はあんまりなかった。
・コータス
ハガネールより遅いためトリルメタとして。通りの良い地面Zを持たせておき、念のため2枚目のどくどく。
メガヘルガーを岩石封じで2発。瓦割りと合わせて無理やり範囲を見てもらい、追い風で一応のS操作役も担ってもらう。氷技は見えないので考えなくて済むようにヤチェのみを持たせた。
対戦結果:勝ち
メガラグラージのどくどくが読まれなかったのが大きかったです(そりゃそうだ)。
・2戦目
vs 風華 さん
パートナーズ
バンギラス/ニョロトノ/キングドラ/マリルリ/ライコウ/カポエラー/ハガネール/ポリゴン2
Ermesのパーティ
今回のボーマンダは強そう
またもやポリゴン2が面倒で、マリルリに腹太鼓を積ませるわけにはいかない。ライコウの壁張りも通されると厄介。それでありながら雨選出やトリックルームなどにも対応しなければならない。それらを踏まえた結果、このような形に。
龍の舞1回で、すいすい発動準速キングドラ抜き/恩返しで無振りキングドラ確定一発/瓦割りで無振りメガバンギラスを確定一発
壁ライコウへの対抗策も兼ねて再び瓦割り。素早さの関係でメガ進化してもらうことに。特殊耐久に厚く振り、めざ氷などを受けられるようにしていました。瓦割りより恩返しの方がライコウに入る
雷パンチを持たせて水タイプ勢への対抗策としました。チョッキによって雨ドロポンZが受けられるようになります。バンギラスをアームハンマーで処理してくれて偉かった。
雨選出を牽制しつつ、ポリ2ネールの並びに対応できる型に。今回もどくどくで頑張ってもらいました。また吠えるではらだいこやトリックルームへの対処をしてもらいます。れいとうビームで凍ったがすぐに溶けたのでセーフ。
トリルメタ+腹太鼓メタ+味方の龍の補佐。
挑発でトリルや腹太鼓を止める。横取りでねこだましの択を無視しながら壁展開や腹太鼓展開を阻止。サイドチェンジはドラゴンタイプと並んだ時にお互い水技と龍技を受け合って貰うために採用。ムーンフォースはサーナイトが対面する相手に一番通る一致技として持たせておきました。一応腹太鼓を奪ったときのために2nオボンになっています。
雷Zでマリルリを倒せるように。流星群はキングドラとの偶発対面でサイドチェンジと合わせて打ち込みます。こちらは雨を出さないので、にほんばれでメタグロスなどを動かしやすくします。
・コータス
トリルメタかつ、トリル下で水勢を処理してもらう形に。ニョロトノのあと投げに対応できるようソーラービームZ。念のためのどくどく。流石に大地の力でよかったかもしれません。
対戦結果:勝ち
またラグラージのどくどくが強かった。マリルリの展開を止められたのが一番大きかったですね。
・3戦目
vs Lee さん
パートナーズ
ガブリアス/ミミロップ/ユキノオー/クレセリア/ヒードラン/トゲキッス/ムウマージ/トリトドン
Ermesのパーティ
半減実が仕事をしなかった。
ユキノオーやトリトドンがいるので雨展開は断念。クレセリアがだるい。トゲキッスも厄介。その辺りを踏まえて対策を組みました。
やらかした子。でも守る持たせてたらもっと勝ちが太かったしごめん。毒当てて……。冷静に考えてガブの前で無理に突っ張らせる必要はないのでシュカは論外だった。
めざパは炎。龍の耐性と種族値で対応してもらう。臆病92振り地震でH振りドラン確定二発。頑張ってくれた。
メガミミロップ抜ける子。相手にガブもミミロップもいなかったのでお留守番でした。めざパは炎。
・コータス
どくどくを当てた方。流石に間に合わなかった。相手が浮いてるの多いのに地面Zは論外。回復のきのみを持たせてあげるべきだった。
ごく普通のボーマンダ。選出しても良かったかもしれない枠。竜舞から全抜きいけたんじゃないかな……。
ユキノオーの前で突っ張るのがどう考えても論外だった。どくどく役はこの子に任せていればよかったのだろうか……。
対戦結果:負け
メタグロスの毒外しが直接の敗因とはいえ、考察不足が目立ったのでポケモンたちに申し訳が立たない。
・4戦目
vs あん さん
パートナーズ
サーナイト/メタグロス/ボーマンダラグラージ/ルンパッパ/ペリッパー/コータス/ヌケニン
地獄の7体ミラー。
Ermesのパーティ
ドヤ砂嵐
ミラーが地獄であるため、いかに相手の意識外から破壊するかを考察しました。ヌケニンも厄介なので各所に対策を。
飛行Zでルンパッパを一撃。無振りチョッキくらいまでなら倒せます。偽装枠も兼ねる。
とても普通だが、最終的に数値の暴力を押し付けられる型を考えた結果これに。
ヌケニンのサイドチェンジやタスキがウザいので雨対策にもなる砂嵐を採用。本番は展開的に必要なかったが、あるだけで安心感が違った。凍える風で上からの展開を阻害できるように。ルンパッパのれいとうビームのダメージ量を加味してオボンのみ。
メガボーマンダを出されるときついのでスカーフで上から叩けるポケモン。ヌケニンに触れて通りの良いシャドーボールと水ヌケニンに対応しつつラグラージも叩けるエナジーボールをサブウェポンに採用。
メガラグラージに一撃では倒されないのでドヤ顔草結び(これだけだと倒せないが)。ルンパッパの雨ドロポンZも耐えます。思念と迷ったが命中安定かつ役割的に雷パンチを採用。
メガ偽装枠。鋼への耐性からメタグロス対策として採用したが、サーナイトにも不利を取らないからとサイドチェンジを無視できるヘドロウェーブを持たせた。
対戦結果:勝ち
水ヌケニンにたまたま雷パンチが当たったので展開が楽でした。
予選はここまでなので、ひとまずここで括りたいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
【VGC2019 Ultra Series】日食ネクロレック
こんにちは。Ermesです。今回はオフ会「3on3 ウルトラルール対戦会」にてんどんさん、シンフォニさんと共に参加してきました。結果としては個人5-2、チーム(Victory Symphony)としては予選抜け、1回戦敗退でした。
今回使用した構築です。
構想の起点としては、仲間大会で剣舞ネクロオーガと対戦したことがあり、それをふと思い出したので「禁伝2体で剣舞したら強いのでは?」というふうに考えました。そして、剣舞を使える中で自分が強いと思っている禁伝2体である「日食(ウルトラ)ネクロズマ」「レックウザ」を選択しました。メガ枠とZ枠がこの時点で埋めることができ、純粋な種族値の高さが保証されている点が非常に優秀な並びです。
一般枠のポケモンは、かなり悩むこととなりました。手始めにガオガエン、カプ・レヒレ、モロバレル、クロバットという無難な取り巻きを選択しました。しかし、イベルタルやルナアーラに勝てず、ボーマンダや相手のレックウザにも苦しめられたので、レヒレ→岩Zバンギラスへと変更。悪二枚となり、その両方がグラカイに弱いのはまずいということでガオガエン→ズルズキンへ。この時点では、ルナアーラを倒すためにイカサマZ型を採用していました。この時のネクロズマはメテオドライブと地震を採用していたため、一般枠に2Zを入れることに抵抗はありませんでした。最終形ではむしろ3Zとなっていますが、それについては後述します。
そして、やはりゼルネアスが苦しく、また催眠耐性も低かったので、モロバレル→ラム神秘ドータクンへと変更しました。あまりしっくりこず、神秘ツンデツンデ、神秘ウツロイドなどを模索しました。また、この頃にメテオドライブの通りの悪さからくるカイオーガへの勝率の悪さから、フォトンゲイザーへと変更しました。
その後、カプ・コケコやスカーフテテフへの勝率の悪さをより重視してスカーフメガゲンガーを採用。サザンドラに手が出ず、また、テテフネクロに対して追い風を枯らされた時の勝率の悪さから、いっそのことと、こちらからの素早さ操作を切り、クロバットに変えて催眠耐性と先制技を通すためのカプ・レヒレを改めて採用しました。
この時点でかなり勝てるようになり、調整のために回していたレートでは1750程度まで上がることができ、この辺りでオフ会に持ち込むことに決めました。しかし、ルナアーラ(月ネクロ)絡みのトリルクチートに怒涛の4連敗、意図的に切っていたソルガレオの全国優勝を受け、この辺りに対抗できそうな駒を探そうとボックスを漁ったらカエンジシがいたのでバンギラスに変えて採用。これにより、レート1805と、自身最高レートを達成するまでとなりました。
○個別解説
・ネクロズマ(日食)@ウルトラネクロZ
意地っ張り199(212)-221(108)-122(40)-168-117-168(148)
H やどりぎのタネダメージ最小
A+2フォトンゲイザーでH振りカイオーガ確定1発、H振りテッカグヤ確定2発
B メガレックウザの意地っ張り珠神速確定3発耐え
S 最速100族抜き
構築の起点。竜の波動を採用しないためボーマンダやレックウザを抜く必要性が薄れ、どうせなら無補正で実現できないガオガエン確定1発を可能にできる意地っ張りを採用(とはいえ、ほんの誤差なので好みです)。剣の舞を積むチャンスを増やすために、最低限の素早さのみ振り、残りは耐久に回すこととしました。
技として、一致かつカイオーガへの打点としてフォトンゲイザー。範囲技は強いので地震。コンセプトの剣の舞。生存するための守る。
ウルトラバースト前の耐性が非常によく、先発性能の高さはピカイチでした。ウルトラバーストせずとも戦いやすいのは瞑想型との差別化点となるでしょう。
大きな欠点として、浮いているあくタイプに触れないことが挙げられます。取り巻きでなんとかするしかありません。
・レックウザ@命の珠
意地っ張り 189(68)-246(188)-120-×120-167(252)
H 命の珠ダメージ最小
A たくさん
S 準速
画竜点睛/神速/剣の舞/守る
構築の起点その2。元々はきのみを持たせた耐久寄りのものを使っていましたが、発動する時が負けるときばかりだったので、より多くの相手を薙ぎ倒せる配分へと振り直し、さらに拘らない持ち物の中で最大の火力が出せる命の珠を持たせました。
ネクロズマが地震を打ちやすく、また、神速で地震の圏内に押し込む仕事ができることも優秀でした。
剣の舞をして殴るだけのポケモンだったので本当に言うことがありません。全てを暴力で解決していました。
・ズルズキン@脱出ボタン
生意気 H171(244)-110-144(68)-×-176(196)-56
H 奇数
B A+1ゲンシグラードンのダブル断崖の剣確定耐え
D ゲンシカイオーガのダブル雨潮吹き確定耐え
S 最遅
噛み砕く/吠える/ねこだまし/横取り
ガオガエンの代わりに採用。汎用性では確実に劣りますが、上の調整はズルズキンにしかできない芸当です。バンギラスが抜けたのだからガオガエンでもいいかと思ったのですが、ウルトラバースト前のネクロズマの引き先としてガオガエンに勝るのでそのままにしました。
吠えるの使用回数はかなり少ないですが、万が一ゼルネアスと対面してしまった時に押しておくと最悪の事態だけは回避できるようになります。
横取りは主に追い風を打たせないために使い、奪ってからも状況次第では連打します。やることがなくなったらとりあえず押す技でした。
噛み砕くはもともとイカサマだったのですが、サイクルを回すうちにルナアーラを倒せなくなってしまうためこちらを採用しました。
脱出ボタンは基本的に1発耐えられる耐久のお陰でほぼ発動してくれます。とんぼ返りと違って受動的ではあるものの、頻繁に範囲技の飛んでくる環境では充分な活躍を見せてくれました。
・ゲンガー@こだわりスカーフ
控えめ 135-×-81(4)-200(252)-95-162(252)
C ヘドロ爆弾で無振りカプ・テテフ確定1発
S 準速(最速テテフ抜き)
シャドーボール/ヘドロ爆弾/マジカルシャイン/めざめるパワー氷
テテフコケコあたりを処理するための駒。めざ氷でボーマンダやランドロスなども見据えます。サザンドラが面倒だったのでマジカルシャインを持たせましたが、トリックなどを持たせた方がいいでしょう。レックウザがいるとはいえ、メガシンカからの影踏みを警戒しないわけにはいかない以上、選出を歪ませ、また奇襲をかける事ができます。JCSの配信卓で襷トリルゲンガーが活躍した時に「みんなの意識してくれる択が増えたぞ」とほくそ笑んでいました。こだわりスカーフはあまり得意ではないのですが、耐久の低さもあって役割を果たしてすぐに退場してくれる場面が多かったです。
・カプ・レヒレ@フェアリーZ
穏やか 177-×-151(124)-116(4)-176(76)-112(52)
S 無振り90族抜き抜き
ムーンフォース/熱湯/自然の怒り/守る
ほぼテテフネクロとイベルタル専用機。フィールドの書き換えとウルトラネクロズマ、イベルタルの処理を担当します。グラードンと同居している事が多い並びなので打点となる熱湯を採用。配分が流用なのですが出さないせいで何を目指して調整するべきかイマイチ分からない(特攻をネクロズマ確定1発にまで引き上げるべきではある)。
・カエンジシ@ホノオZ
臆病 193(252)-×-92-134(36)-86-169(220)
S 最速100族抜き抜き
オーバーヒート/バークアウト/挑発/守る
ゴースト/フェアリーを両半減できる貴重な存在であり、ルナゼルネなどを誤魔化してもらいます。そのほかにはクチートやソルガレオなどの鋼を焼き払う仕事もしてもらいました。ガオガエンにしようかとも思いましたが、素早さが低いため仕事をする前に倒されそうなのでやめました。そこそこキツいキリキザンとのマッチングもあったのでこちらで良かったと思います。素早さはウツロイドを抜ける速さにした方がいいと思います。陽気メタグロスの地団駄なら耐えるので下から焼き払います。アムハンは避ければいいですね。
○3Zについて
基本選出にカプ・レヒレとカエンジシが入って来ないため、ほとんど困ることはありません。また、天焦がす滅亡の光は立ち回りのプランに入ってくる事がなく、終盤のほぼ勝ち確定状態の時に念のため打つか、守られることを前提に削りとして打つ程度なので、補完枠のZとの兼ね合いもなく、腐って動きにくいということはありませんでした。Z枠の扱い方としては7世代にふさわしい構築にできたかと思います。
○基本選出や立ち回りのようなもの
基本的にネクロズマ+”ズルズキン以外”で選出します。ルナアーラや月食ネクロを相手にする場合はネクロズマではなくレックウザを先発に起用します。
ズルズキンは必ず後発から出し、また、立ち回りの中でもやむを得ない場合を除き、ねこだましの打ち合いを回避するようにしていました。
あとは「有利対面で剣舞」「不利対面は守るか交代」をひたすら愚直に続けていればそのうちレックネクロが並び、制圧する盤面が整ってくれます。
構築として苦手なものは、浮いているポケモンが多いものと、ルナアーラもしくは月食ネクロズマの入った構築、前者は地震による詰めが難しくなり、後者は素早さ操作に対する誤魔化しが神速とねこだまし頼りなため、立ち回りが非常に窮屈になります。
○最後に
初めてのオフ会に参加する事ができ、非常に楽しかったです。主催のふぉんでゅ。さん、スタッフの皆様、チームを組んでくれたシンフォニさん、てんどんさん、そして、参加者の皆様、本当にありがとうございました。勝ちきれなかったことに悔しさはありますが、一度やってみたかった4thGSを体験したり、FFの方と直接話す事ができ、リベンジも兼ねていつかの機会にまた参加できたらいいなあと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【シングル】第1回ななすけ杯使用構築(ブリガロンツンデンダ)
みなさまこんにちは。Ermesです。
応援している実況者「ななすけ」さんの仲間大会に参加してきました。ダブル実況者は貴重。
ただし、今回の仲間大会はシングルバトルです。なんと上位にはななすけさん書き下ろしイラストがプレゼントされるというびっくり企画。シングル最高レートが1500といっても差し支えない自分が参加しても優勝どころか勝つことすら怪しいというのは分かっていましたが、せっかくなので以前ななすけさんから頂い(たが性格を変更したかったので自分で厳選し)たブリガロンを使おうと思い、チャレンジしてみました。
結果から言うと2-8(うち相手の回線トラブル1)という散々なものでした。フィールドに合計2体しかポケモンがいないのがこんなに難しいなんて……。
それはさておき、せっかく組んだ構築なのでざっくりとですが紹介したいと思います。微かなシングルの知識で組んだので果たして参考になるかは分かりませんが、温かい目で読んでいただけると幸いです。
使用した構築はこちらになります。
ビルド宿り木ブリガロンを軸にどうにかしたかった。
○個別解説
・ブリガロン@ジメンZ
実数値 意地っ張り195(252)-140(4)-142-x-127(252)-84
構築のエースのつもり。ぼうだん+地面Zでゲンガーに有利! と思ってたらヘドロウェーブゲンガーしかいませんでした。強ポケでマイナーをメタらないで。ただ、ゲッコウガのダストシュートを耐えるので、ゲッコウガと対面したら打っていい技かもしれません。ダブルと違ってなかなか積ませてもらえませんね……。
実数値 控えめ 139(28)-x-124(108)-202(148)-111(4)-128(220)
すりぬけでグライオンに安定したかったポケモン。グライオンの意地っ張り無振り地震まで確定耐えします。素早さはスカーフ込みで最速ゲッコウガ抜きです。130族抜きにしなかった理由として、メガボーマンダへのめざめるパワー氷のダメージ量が変わること、130族にシャンデラの役割対象がいなかったからです。ええ、メガゲンガーはブリガロンで倒すので。倒せるんですよ本当は。ハロウィンとかいうイベントをこんな形で恨むことありますか普通。
・ツンデツンデ@こだわりハチマキ
実数値 勇敢 167(244)-201(252)-231-x-123(12)-16(S個体値0)
ミミッキュを倒して欲しかったが想像以上に弱かった。やっぱりチョッキツンデツンデのほうがよかったのだろうか(役割論理について調べながら)。本当に活躍させてあげられなかったのが悲しい。
実数値(メガ) 意地っ張り 181(84)-191(68)-151(4)-x-142(252)-153(100)
ダブルの個体を守る→みがわりにしたもの。ルンパッパのれいとうビームを耐えます。まあこの構築の中では頑張ってくれましたが構築が悪かったの一言に尽きます。めざ氷カグヤの前で宿り木食らいながら羽休めで回復が追いついていたのは偉かった(でも負けた)。
・カプ・レヒレ@マゴのみ
実数値 控えめ 177(252)-x-137(12)-135(60)-151(4)-128(180)
ガブリアスのジメンZを耐えます。持ち物のないゲッコウガの変幻ダストシュートも耐えます。すばやさも凍える風一回でゲッコウガ抜きにまで調整、残りを特攻に回しました。積み技対策として黒い霧を持たせましたが、からをやぶるとかいうシングル界のジオコントロールにはたいして役立ちませんでした。くやしい。
実数値 陽気 185-187(252)-81(4)-x-85-154(252)
ミミッキュメタとして採用したがミミッキュの前で仕事することがついぞなかったポケモン。タスキがあるのでなんやかんや仕事はしましたが、先制技がすごく多い上に誤魔化す手段が少ないですねシングル……。
シングル楽しかったか? と聞かれると「つらかった」という気持ちの方が大きいのが正直なところです。いやポケモンバトル自体は楽しいんですが、横のポケモンなしでどうやって誤魔化したらいいのかがまったく分からなくて途方に暮れていました。
とりあえず上位どころの騒ぎではありませんが、650位に特別賞があるそうなのでその辺だといいなあと思います(1000人規模の大会で2-8の時点で無理では?)。
この構築を考えているときにブリガロンツンデ(ツンデ)(ボーマ)ンダとかいうしょうもないのを思いついたので構築名にします。ブリガロンツンデンダ。詰んでんだ。ダメじゃん……。
かなりひさびさのシングルバトル、何もかもが上手くいきませんでした。この記事を読んだ誰かがこのブリガロンを活かしてくれたら嬉しいなあと思いつつ、記事を締めたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【簡易記事】ジガルデイベルタル【VGC2019】
お久しぶりです。ムーンINCも終わり、ついにウルトラルールを迎えることとなりました。仲間大会も毎日のように開催され、なかなか解禁されないレートの代わりに沢山の人が参加しています。もちろん筆者も。
というわけで今回は、環境トップメタの一角であるゼルネアスへのメタとしてオーラブレイクジガルデを採用してみることにしました。相方には、最強のバークアウト使いとしてイベルタル。この二体を禁伝枠に見たとき、ゼルネアスを選出しない人はまずいないでしょう。何度か取り巻きを変更しつつ、ひとまずこの形にたどり着いた(行き詰まったとも言う)ので、これを機にざっくりとですが紹介したいと思います
プランとして、ジガルデのサウザンウェーブで相手を捕まえ、イベルタルやガオガエンで火力を削ぎつつ、どくどくを用いて詰めていくというシンプルなものとなっています。
ジガルデが相手のポケモンを捕まえることができるため、無理にゲンガーを直ぐに盤面に出す必要がなく、ジガルデロックからゲンガーロックに切り替える動きができるところは優秀でした。また、イベルタルがフェアリー技を誘うため、ゲンガーの苦手とするスカーフカプ・テテフをフェアリー技で固定させつつジガルデで鹵獲、イベルタルで弱体化させてから安全にゲンガーに繋ぐという動きができ、そこのシナジーも優秀でした。何より、禁伝の並びからして確実にゼルネアスを呼ぶため、 プランが崩れることが少ないというのが強みだと感じました。
ただ、やはり結局はフェアリー弱点が二体並ぶことから立ち回りや運(バクアや毒外し)次第ではゼルネアスに押し切られてしまうこともあり、また全体的な遂行速度の遅さから特にグラードンが苦しく、水受け二体を採用してもカイオーガに対してなかなか安定しませんでした。レックウザはラプラスの採用によってかなり緩和されましたが、襷レックウザを考慮すると凍える風ではなく氷の礫を採用する方が良かったかと思います。反面、イベルタルや今作禁伝に対しては滅法強く、これらを軸にした構築は非常に安定して戦うことができたので、そこは収穫だったかと思います。
非常にざっくりとした記事となりましたが、何かの参考になれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
(ジガルデイベルタル、対オーガレックなんかだと禁伝だけで合計種族値270負けてるんですよね)